ねんがら年中ハレバレ！楽しまなくちゃうそでしょ

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GLASS-LABアシスタント石川です。今日もグラスを冷やしてますか？

今年の夏は本当に暑いですね。残暑なんてもんじゃない、いつまで暑中なのって思いながらの日々を迎えています。外に出るとマジでマスク投げ捨てたい！！ダチョウ倶楽部の上島龍平さんの帽子より強い力で地面に叩きつけてやりたい。熱気がこもるこもる。お化粧も落ちる落ちる。
ですが梅雨は長かったけど台風は少なくて天気がいいのは嬉しいです。夏の匂いや洗濯物を干すときの空気、空を見たら入道雲が大きかったり、歩いてる最中にアイス食べたり、夜にダル着で生ぬるい風を感じながらコンビニ帰りに神社に寄ったりする夏は好きなんですよね。
最近GLASS-LABで写真の講習を受けた事もあり、今年は特別な夏。人があまりいないのを良い事に路地裏の風景や神社、花の写真を撮りに出て風情を楽しんでいます。

私の写真フォルダの中でナンバーワンに保存量が多いのが魚です。
来世が選べるならコバンザメかクラゲになりたいので水族館にはよく行きます。水の中の生物ってとても幻想的ですよね。何も考えずにぼーっと見ていられるし、水の中の世界にトリップした感じになるのが好きなのですが。水族館の中でひと際、可憐で優美なのが日本橋のアートアクアリウムの展示でした。圧倒される演出なんですよ。蜷川実花さんの色の使い方が好きで足を運んだのが最初だったのですが、あの幻想的な世界観に引き込まれてしまいました。

尾びれがまるで羽衣をまとっているかのように優雅だったり、フリルの様な可愛らしさだったり、振袖のように可憐だったり。この展示の金魚って擬人化すると世界各国のファッションをした人達がドレスやタキシードを着てパーティで踊ってるみたいな、妄想をいつもしてしまいます。

ひとつ一つのテーマに沿って水槽や光、中の金魚、水流などが違うのですが、この展示の水槽には切子技術が多く使われているんです。ガラスによる光の反射やガラスと鏡を用いて一つの水槽に何倍もの金魚がいる様に見せてくれたり、光と水の反射を使い切子の水槽がキラキラ光る様に見えたりします。そこも見どころなんです。

ですがこの凄い切子技術を用いた作品がお土産shopでなぜか売られていない・・・江戸の伝統工芸品をそれぞれ金魚をモチーフにしてお土産が作られているのに。金魚モチーフなら嬉しいが、そうじゃなくても良いので、展示で使っていた職人さんの切子をゆっくり見たい。という切子中毒。
調べてみると金魚の江戸切子って私はGLASS-LABで見て身近に感じていて気づかなかったのですがあまりないんですよ。昔の金魚屋さんや縁日の金魚すくいのイメージなのか日本の夏っぽいですよね。冷酒にぴったりなのにもったいない！ですが良いんです！

GLASS-LABにはこんなに可愛らしいグラスがあるのですから。写真だと少々クリアっぽく写ってしまっていますがガラスを削った部分は淡い水色になっておりますので澄んだ水の色の様に見えます。水の中にいる金魚を上から覗き込むと金魚が驚いて少し動く時がありますが、水面の揺れがそれを表現しているように見えるんです。お酒を入れて傾けると優雅に泳いでいるようにも見えます。金魚は和金になると思うのですが、シュッとした体が着物を着ている女性のような凛とした格好良さがあります。緑の多い静かなお庭の池を眺めている様な情景が浮かびます。アートアクアリウムとは違った楽しみ方ができる作品だと思います。
お家でお酒の中を悠々と泳ぐ金魚を覗き込みながら、お酒をお楽しみいただければ嬉しいです。ぐい吞みはもちろん、オールドグラスもご用意しています。日本酒が苦手な方にもお勧めです。

金魚の様に水の中を泳ぎまわれたら冷たくて気持ちが良いだろうなと思いながら、私はお酒に溺れない様に気を付けたいです。

アートアクアリウムに関しては賛否両論ありますが、今年からは夏限定ではなく8月28日から日本橋三越で美術館がオープンするらしいので興味がある方は行ってみてください。

◆本日の余談
二階堂ふみさんと大杉漣さんの映画の「蜜のあわれ」をご存じでしょうか？原作は室生犀星の幻想小説なのすが、二階堂ふみさんが金魚の役を演じています。好き嫌いかが分かれる映画だとは思います。二階堂ふみさんの金魚が本当に可愛らしんですよ。わがままで大杉漣さんを困らせる言葉遊びが楽しいので金魚や妄想がお好きな方は是非ご覧になってみてください。

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