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【東京都知事賞受賞】和酒専用江戸切子「蛇ノ目切子」を6月1日販売開始

(最終更新:

東京都知事賞受賞しました!

令和4年、東京都の伝統工芸支援プロジェクト「東京手仕事」において本作品が東京都知事賞を受賞致しました!

なんと!!弊社の開発した和酒専用江戸切子「蛇ノ目切子」が東京手仕事プロジェクトにおいて「東京都知事賞」を受賞しました!
開発まで1年を掛けてデザインから制作、改良を重ねた結果、このような賞をいただく事ができました。
偏にいつも弊社を応援していただいている皆様のお陰です。心より御礼申し上げます!!

東京手仕事とは

今回受賞させていただきましたプロジェクト「東京手仕事」。東京都が認定する伝統工芸品を支援するプロジェクトなんですが
こちらはデザイナーさんとのマッチングからスタートします。技術×デザインで新たなイノベーションを起こそうというもので
弊社が本プロジェクトへの参加を応募し、15人以上のデザイナーさんから様々なご提案をいただきました。
その中でも目を引くデザインがこの「蛇の目」でした。

日本酒の色見を見るために陶器の酒器の底に二重丸の蛇の目が入った、大人は誰でもしっているあの酒器を江戸切子にするというプロジェクトです。

そしてこのデザインを起案されたのがデザイナーの松尾さん。

松尾さんは以前にも木目込み人形のプロジェクトで東京都知事賞を受賞されている
いわばキングメーカーでいらっしゃいます。

弊社の技術的に出来ることを正確に把握いただいた上でのご提案で、見た瞬間に「いける!」と思いました。
ここから開発の日々が始まったのです。

蛇の目切子 完成までの道

デザインの段階でおおよその形状は決まっていたものの、この切子の本質は何なのか?
というところから開発はスタートしました。
まず、日本酒になぜ蛇の目模様の器を用いているのか?
調べた結果、これは日本酒の色見を見ているとのこと。
青みがかった透明であれば若く、褐色であれば熟成が進んでいるとのことで
その判別に褐色(黄色かかった色)の反対色である青が採用されました。

また香りを楽しむために口も開いているようで
今回の蛇の目切子も寸胴と呼ばれるストレートタイプのものを使用しました。

なので当初、青のみのラインナップだったので、デザインのパターンも複数制作しましたが
蛇の目っぽくなくなってしまったり、最終的には採用までには至りませんでした。

そして当初無かった銅赤。様々な検証やマーケティングを重ねた結果、カラーバリエーションもあった方が
良いのでは?というご意見も多く、本質的な色を見るためというよりは、お客様が「江戸切子っぽさ」を
感じていただけるという事を重視し赤を作成したところ、2つ並べると切子の表情がとても豊かになることに
気が付きそのまま採用となりました。

次に大きさ。日本酒を作る杜氏さんが使う蛇ノ目は「一合」とのこと。
そこでグラスの口部分を擦り詰める加工をし、高さを減らす事でちょうど1合入るサイズになりました。
更に口部分も磨き、内面・外面の面取りも行っています。

最後に磨き。
さて、何面磨けばよいものか。面の数を少なくするとグラスに穴が開いてしまいます。
逆に細かくすればするほど工数がかかってしまう。また持ちやすさもポイントで
試行錯誤を重ねた結果、側面の磨きは18面となったのです。

こうして1年の歳月をかけて開発、リリースをしたという流れになります。
そして完成した蛇ノ目切子。サブタイトルも「和酒専用一合盃」と完成した切子がこちらです!

お酒を注いだ時の状態です。


こちらが何も入れていない状態です。

このように使うことで楽しくなる体験までを含んだ江戸切子です。
贈り物にギフトに、日本酒好きの方に是非ご活用ください!

そして受賞のシーンがこちら。
ど真ん中、ありがとうございます!

本作品は6月1日より、弊社ECサイト及び日本百貨店にほんばし総本店て販売開始致します!
https://glasslab.official.ec

加工に時間がかかるため、数量を限定して販売いたしますので
何卒ご理解の程、よろしくお願い致します。